TKH











TKH
- Design period
- 2023.06-2024.04
- Construction period
- 2024.04-
- Location
- Tokorozawa, Saitama
- Category
- house
- Total area
- 77.78㎡
- Structure
- Wood
- Floors
- 3/0
- Constructor
- Craftsman Studio
若い夫婦のための住宅。
所沢駅から 10 分程度の場所で、地主の立派な庭付きのお屋敷を取り囲む生垣や石積みの向かいに狭山茶の畑が広がり、その背景には新建材で覆われた新興住宅が立ち並んでいる。
敷地は小高い丘に位置し、遠く向こうには駅周辺にそびえる超高層ビルも望むことができる。
ある意味で多様とも凡庸とも言える、つかみどころのないこの住環境に見合う姿を考えた。
敷地の間口6 mに対して 1.5 間分の主架構を設け、東西に1間分の庭を作る配置とした。
周囲の家から道に向かって大きく突き出していながら、隣家との隙間は幅が広く風通しが良い。
内部空間は土間と大屋根、3 層の吹き抜けを中央にもつスキップフロアで構成する。
東西の庭の空中に張り出す凸凹は、造作家具や収納、水回りといった各室の機能を補いながら内部と 外部、部分と全体の関係性を調整する。
施主は都内への勤め人で、平日は家よりも仕事場で過ごす時間が多く、家に対する強い要望はなかった。
東西の大きな庭、スキップフロアの積層、身体に迫る筋交、地面と連続す る土間、露出する小屋裏空間など、いくつかの建築言語が全体に強く現れるこの住宅が、 彼らの生活を刺激し、鼓舞する存在となること、周囲に広がる郊外住宅地を、凡庸さとは別の性格として捉え返すことを目指した。
所沢駅から 10 分程度の場所で、地主の立派な庭付きのお屋敷を取り囲む生垣や石積みの向かいに狭山茶の畑が広がり、その背景には新建材で覆われた新興住宅が立ち並んでいる。
敷地は小高い丘に位置し、遠く向こうには駅周辺にそびえる超高層ビルも望むことができる。
ある意味で多様とも凡庸とも言える、つかみどころのないこの住環境に見合う姿を考えた。
敷地の間口6 mに対して 1.5 間分の主架構を設け、東西に1間分の庭を作る配置とした。
周囲の家から道に向かって大きく突き出していながら、隣家との隙間は幅が広く風通しが良い。
内部空間は土間と大屋根、3 層の吹き抜けを中央にもつスキップフロアで構成する。
東西の庭の空中に張り出す凸凹は、造作家具や収納、水回りといった各室の機能を補いながら内部と 外部、部分と全体の関係性を調整する。
施主は都内への勤め人で、平日は家よりも仕事場で過ごす時間が多く、家に対する強い要望はなかった。
東西の大きな庭、スキップフロアの積層、身体に迫る筋交、地面と連続す る土間、露出する小屋裏空間など、いくつかの建築言語が全体に強く現れるこの住宅が、 彼らの生活を刺激し、鼓舞する存在となること、周囲に広がる郊外住宅地を、凡庸さとは別の性格として捉え返すことを目指した。