OHS




OHS
- Design period
- 2021.06-2023.04
- Construction period
- Unbuild
- Location
- Fukuoka
- Category
- house
- Total area
- 100.59㎡
- Structure
- Wood
- Floors
- 1/0
福岡県のとある郊外住宅地に計画した戸建住宅である。
北側には親世代が住んでいる既存の母屋があり、南側の庭の部分を分筆して敷地を得た。
東側の前面道路に対しても1.5m程度高低差があり、その前面道路自体も南北方向に傾斜している。
中庭を介して建物の床レベルを調整したり、土留め・階段を一体化した基礎を設けたりすることで、各面に対して分断が起きないように心がけた。
北側の棟をLDK、南側の棟を寝室・水回り・収納とし、数段のステップがある渡り廊下が2つの棟を連結する。
2棟と渡り廊下のそれぞれに対して切妻屋根を架けることで、外からは3つの家型のシルエットが現れ、室内側では東西方向に登り梁が反復・南北方向では勾配面が反復する。
3つの切妻屋根の軒と棟の高さは揃えているが、室内で床レベルが変わっていくため、北側のLDKの棟高は4.3m、南側の諸室の軒高は2.1mと、倍以上に天井高さが変化する。
それぞれの棟が中庭に面して開口部を持ち、北棟は800mm程度下がったところから中庭を望み、南棟は300mm程度上がったところから中庭に直接アクセスできる。
南棟の諸室と廊下の幅はそれぞれ1間とし、全開可能な折戸やカーテンにより一体的な空間とすることができる。
また、南棟の玄関収納から始まり、水回り付近では洗面台に、渡り廊下ではデスクに、北棟ではキッチンに、というように一筆書きの造作家具が各棟を貫いている。
郊外住宅地における開発・建設の中では、ともすればあらゆる領域で容易に分断が起きてしまう。
複雑な諸条件と向き合い、簡素な構成ながら連続的で多様な住環境を目指した。
北側には親世代が住んでいる既存の母屋があり、南側の庭の部分を分筆して敷地を得た。
東側の前面道路に対しても1.5m程度高低差があり、その前面道路自体も南北方向に傾斜している。
中庭を介して建物の床レベルを調整したり、土留め・階段を一体化した基礎を設けたりすることで、各面に対して分断が起きないように心がけた。
北側の棟をLDK、南側の棟を寝室・水回り・収納とし、数段のステップがある渡り廊下が2つの棟を連結する。
2棟と渡り廊下のそれぞれに対して切妻屋根を架けることで、外からは3つの家型のシルエットが現れ、室内側では東西方向に登り梁が反復・南北方向では勾配面が反復する。
3つの切妻屋根の軒と棟の高さは揃えているが、室内で床レベルが変わっていくため、北側のLDKの棟高は4.3m、南側の諸室の軒高は2.1mと、倍以上に天井高さが変化する。
それぞれの棟が中庭に面して開口部を持ち、北棟は800mm程度下がったところから中庭を望み、南棟は300mm程度上がったところから中庭に直接アクセスできる。
南棟の諸室と廊下の幅はそれぞれ1間とし、全開可能な折戸やカーテンにより一体的な空間とすることができる。
また、南棟の玄関収納から始まり、水回り付近では洗面台に、渡り廊下ではデスクに、北棟ではキッチンに、というように一筆書きの造作家具が各棟を貫いている。
郊外住宅地における開発・建設の中では、ともすればあらゆる領域で容易に分断が起きてしまう。
複雑な諸条件と向き合い、簡素な構成ながら連続的で多様な住環境を目指した。